AIと金融分野に強みを持つMILIZEが、三井住友信託銀行と「文章データ分析エンジン」を共同開発
AIで法人顧客向け提案書の構造化・集積・分析による、提案業務の効率化
株式会社MILIZE(本社:東京都港区、代表取締役社長 田中徹、以下「MILIZE」)は、三井住友信託銀行株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長 大山一也、以下「三井住友信託銀行」)と共同で、自然言語処理やOCR技術、機械学習等のAI活用により、法人顧客向け提案書等のデータを構造化・集積・分析し、法人営業の提案業務・マーケティング業務を効率化する「文章データ分析エンジン」を開発しました。
1、開発の背景
三井住友信託銀行は、法人顧客向けの営業活動における、担当者間のノウハウ共有や顧客向け提案書の蓄積・管理・活用を課題としていました。提案の効率化・高度化を目的として、MILIZEは、三井住友信託銀行と共同で、法人顧客向け提案書等を一元管理できる基盤を構築し、銀行の重要な営業ノウハウ・情報資産として活用できる「文章データ分析エンジン」を開発しました。
2、「文章データ分析エンジン」の概要
「文章データ分析エンジン」は、顧客管理システム(以下「CRM」)から呼び出すことができる機能で、保存された提案書(PowerPoint・Excel・PDF等)に含まれる単語や文章(図表や画像内部のテキストを含む)を検索することが可能となります。また、各提案書の内容に則したキーワードにより自動でタグ付けをする機能も設けており、必要な提案書を容易に抽出することも可能です。
3、金融機関のDX支援
MILIZEは、金融機関の業務に精通するスタッフが多数在籍し、金融分野に強みを持つAIを活用したソリューションを提供する企業で、機械学習や自然言語処理を活用して金融機関のDX支援を行っています。今回のプロジェクトでは、一元管理された顧客向け提案書や資料を営業ノウハウ・情報資産として利活用できる基盤を構築し、CRMから呼び出すことのできる文書加工・分析エンジンおよびAPIを開発しました。
- 特徴1 ドキュメントの解析
- Microsoft OfficeのフォーマットをMILIZE独自のロジックで解析をしています。Excel、PowerPoint、PDFからテキスト情報を抽出し、全文検索エンジンへ蓄積します。画像情報を解析してテキスト情報を抽出します。
- 特徴2 タグ付け
- ルールに基づいて自動でタグ付けをします。
- 特徴3 全文検索
- 全文検索エンジンのElasticsearchを利用し、高速な検索や同義語での検索を実現します。
A)システムの特徴と利用する技術
※Elasticsearchは、様々なユースケースを解決する分散型RESTful検索/分析エンジンです。 データを一元的に格納することで、超高速検索や、関連性の細かな調整、パワフルな分析が大規模に、手軽に実行可能になります。
B)今後の展望
- 今後は、類似文書の検索、提案書のレコメンド機能、提案書のスコアリング、外部ニュースとの紐づけ等、機能のバージョンアップをはかりながら、営業担当者の業務効率化と提案品質の向上に貢献します。そして年々蓄積される営業のノウハウや知見を集積し、集合知とすることで、将来企業のビジネスソリューション提案の高度化などに発展させることに寄与いたします。
- 社 名:株式会社MILIZE
- U R L:https://milize.co.jp/
- 所在地:〒108–0023 東京都港区芝浦4丁目12番38号 CANAL GATE SHIBAURA (キャナルゲート芝浦) ビル6階
- 設 立:2009年4月
- 代表者:代表取締役社長 田中 徹
- 事業内容:金融工学、AI研究、フィンテックツールの企画・開発・運用
- 株式会社MILIZE
- 営業担当 斉藤・猪股
- :03-4500-1311
- :milize-info@milize.co.jp
- お問い合わせフォーム:https://milize.co.jp/contact
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