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2019年3月12日 FPの学校  プレスリリース

ファイナンシャル・プランナーの実践的養成学校を5月から開講。

設立の背景

金融業界では長年、日本社会の金融リテラシーの低さが問題視されてきました。地道に働いてコツコツ貯めることを美徳とする日本の風習に加え、義務教育課程に資産運用などのお金に関するカリキュラムがないことなどがその原因とされています。

そういった消費者の知識不足を補うための職業としてファイナンシャル・プランナー(以下、FP)が存在します。しかし、現在の日本では保険販売による歩合が主な収入源となっており、本来の業務である個人資産のコンサルティングで十分に生計を営めるFPはごくわずかです。信頼して頼れるFPの不足は、知識不足による金融犯罪の被害やインフレーション時の実質資産価値低下といった消費者のリスクに直結します。

弊社ではこの問題は重要な社会課題であり、解決に向けた取り組みは金融業界に属する企業の義務と考えます。まずはFPが消費者にとって信頼して頼れる先となるよう、新しい取り組みとして実践的FP養成講座「FPの学校」を開校します。本事業ではFPのスキルとモラルを底上げし、消費者に寄り添って個人の資産拡大を目指す真のFPを多数養成することにより、消費者の生活向上と日本経済の安定化を目指します。

 

学校の特徴

本校では基本的な知識の復習と“顧客の利益に資する”というFPの本来の在り方、それを支えるモラル的な教育に加え、実際のシミュレーションツールを使用したコンサルティングの実践教育を行います。また、卒業生には十分なモラルとスキルを有した人材であることを証明する認定証を発行するとともに、その後のコンサルティング活動を支えるために、専門家やコンサルティングを必要とする消費者とFPをつなぐプラットフォームサービス、コンサルティング支援ツールなどを提供します。

特にこのプラットフォームではFPへの送客を手厚くサポートし、消費者とFPおよび専門家(士業)の連携を支援します。FPが独立する際に直面する大きな課題として、集客の仕方がわからないというものがあります。この課題が解決されない限り優秀なFPも安定的な収入を得ることが難しく、独立を躊躇しているという状態です。

講座を修了したFPはスキル・モラルともに十分な水準を満たした人材として認定し、弊社が責任をもって消費者と仲介することにより、FPへは集客という課題の解決策を、消費者へは責任の所在が明確な安心を提供します。

受講を通じてFPとして必要な知識はもちろんのこと、システムツール「Milize FP」の使い方、集客方法を学ぶことができます。株式会社MILIZEではFPを必要としている提携企業に積極的に卒業生を推薦していく予定です。

 

 

 

講師紹介(一部)

・山崎元
株式会社マイベンチマーク代表、経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員、国家公務員共済組合連合会資産運用委員会委員
東京大学卒業後、三菱商事をはじめとした12社の転職を経て現職。経済評論家としてテレビ、 ラジオなど多くのメディアに出演する傍ら、 「ダイヤモンドオンライン」、 「東洋経済オンライン」、 「夕刊フジ」、「クロワッサン」等でコラムを連載中。 『ファンドマネジメント』(きんざい)、 『全面改定 超簡単お金の運用術』(朝日新聞出版)、 等著書多数。

 

・小屋洋一
株式会社マネーライフプランニング代表、CFP®、一級ファイナンシャルプランニング技能士、社団法人日本証券アナリスト協会検定会員、宅地建物取引主任者、シニア・ライフ・コンサルタント、証券外務員二種
総合リース会社にて中小企業融資を担当した後、不動産流通業を行うベンチャー企業に転職。営業、営業企画等を経験し、2008年にAFPを取得後、独立し、株式会社マネーライフプランニングを設立。著書に「35歳貯金ゼロなら親のスネをかじりなさい」

 

・横田健一
株式会社ウェルスペント 代表取締役、ファイナンシャル・プランナー
日本証券アナリスト協会 検定会員、AFP、二級ファイナンシャル・プランニング技能士、住宅ローンアドバイザー、二級DCプランナー(企業年金総合プランナー)
東京大学大学院修了後、2001年野村證券株式会社に入社。金融派生商品の開発やトレーディング、企画を経
て、退職。2018年2月株式会社ウェルスペントを設立。