学習型AIネガティブニュースラベリングシステム「NAIS」の実用化に向けた取り組みについて

 株式会社MILIZE(東京都港区、代表取締役社長 田中(たなか) 徹(とおる)、以下 MILIZE)は、三菱UFJ信託銀行株式会社(東京都千代田区、取締役社長 長島(ながしま) 巌(いわお)、以下 三菱UFJ信託銀行)と共同で、ニュースベンダー等、複数の情報ソースから配信される様々なビジネスニュースからネガティブニュースを抽出し、AIを活用して特定の情報の抽出および優先順位付けを行う、学習型AIネガティブニュースラベリングシステム(News AI Searcher、以下NAIS)を開発し、三菱UFJ信託銀行の市場運用業務におけるニュース分析、デューデリジェンス(評価)業務において活用しています。
 2024年4月から予定する外部企業へのサービス提供に向け、NAISの無償お試しサイトが2024年1月から三菱UFJ信託銀行より提供されますので、ご案内をいたします。

■背景

 MILIZEは、市場運用やリスク管理業務の高度化に強みを持つAIベンダーで、オルタナティブデータや自然言語処理を活用して、機関投資家や個人投資家における運用業務のDX支援を行っています。

 一方、三菱UFJ信託銀行では市場運用業務における投資意思決定の際のデューデリジェンスにおいて、ネガティブニュースを活用しており、複数の情報ソースから日々配信される大量のビジネス関連情報の中から、投資判断やデューデリジェンスに影響を与え得る重要なネガティブニュースを抽出し、分析・吟味するプロセスに関しては、かねてより業務効率性の観点で課題認識がありました。

 そこで、MILIZEは三菱UFJ信託銀行と共同でネガティブニュースの抽出および分析作業の効率化に資する新たなシステムを2022年7月に開発しました*1。

*1 2022年7月4日プレスリリース
「AIとFintechのMILIZEは、AI活用によるネガティブニュース記事ラベリングシステムを三菱UFJ信託銀行と共同開発」
https://milize.co.jp/news/20220704_3194

2.本システムの概要と特徴

 NAISは、ニュースベンダー等の複数の情報ソースから配信される様々なビジネス関連情報から、AIを活用し、重要なネガティブニュースを抽出するだけでなく、お客様自身で学習させることができる汎用性のある学習型AIを搭載し、国内外の豊富なニュースをお客様の意向に沿ったラベリング(優先順位づけ)が可能です。

 ニュースベンダーは、LSEG Data & Analytics、時事通信社の大手2社と三菱UFJ信託銀行が契約締結し、日系、欧米系ニュースをカバーしています。このような豊富な情報量といった特徴を含め、以下のような特徴を有しています。

3.実用化外部企業へのサービス提供に向けた取り組みについて

 今後、ニュースデータは高まる地政学リスクなどを背景に様々なビジネスシーンで利活用していくことが重要になり、実務担当者のニーズを起点に開発したソリューションであるNAISは、金融機関を中心に幅広く利用いただけるものと考えております。

 2024年4月からの外部企業へのサービス提供に向けて、三菱UFJ信託銀行が主に金融機関を対象としたNAISの無償お試しサイトを2024年1月にオープンする予定です。

 NAISを通じて、MILIZEと三菱UFJ信託銀行が持つソリューションや知見を幅広く提供し、お客さまの多様なニーズにお応えして参ります。

【NAISロゴ】

【画面イメージ】

■MILIZEの概要

  • 社 名:株式会社MILIZE
  • U R L:https://milize.co.jp/
  • 所在地:東京都港区芝浦4丁目12番38号 CANAL GATE SHIBAURA (キャナルゲート芝浦) ビル6階
  • 設 立:2009年4月
  • 代表者:代表取締役社⻑ 田中 徹
  • 事業内容:
    ・AIを活用した運用商品開発や相場動向分析システム等の開発及び販売

    ・AIや金融工学を用いた運用方法、リスク管理、予兆管理などの研究開発

    ・AIを活用した統合ライフシミュレータ「MILIZE人生設計」の開発及び販売

    ・AIやITに関するコンサルティング、ビッグデータ処理に関するコンサルティング

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